祈りとあの日のきらめく空と

初めての出産と、18トリソミーと診断された我が子あゆむのこと。           あゆむは2019.1.24にこの世に生まれ、そしてお空に帰っていきました。     地上で生きる天使ママの日記。

妊娠36週目のできごと。

はじめまして ナユリゼです。

今回は簡単に今までのあらすじを書いてみようと思います。

わたしは現在未婚の妊娠36週目の42歳、ちなみに初産です。

今のところ逆子ちゃんなので、今月末もしくは来月頭に帝王切開予定。

 

妊娠期間中はずっと順調で、母体にはつわりも貧血も切迫流産の危険も出血や妊娠高血圧症・妊娠糖尿病も何ひとつ起こらず、先週まで普通に立ち仕事をしていました。元気いっぱい。赤ちゃんもぼこぼこ動いて元気いっぱい。

趣味の楽器も吹いたりして楽しく恵まれたマタニティライフを送っていました。

 

この子のお父さんにあたる人物とは今月頭に突然お別れすることになってしまい、

とてもとても悲しく辛く淋しく、理不尽だと思ったけど、

シングルマザーとして子供とふたり、大変なことがあっても一緒に楽しく生きていけるよう頑張ろう、

そう思って前を向いて暮らそうとしていた矢先のことでした。

 

ほんの10日ほど前のこと、

妊婦検診にて

「赤ちゃんがちょっと小さいね。それと羊水が明らかに多いね。

エコーの専門の先生に精査してもらいましょう。来週早めに来れる?」

と言われました。

 

そのときは、そうなんだ、と不安に思いつつもあまり心配はしていなかったのです。

 

翌週のエコーにて。

「羊水がやっぱり多めだね。それと小脳がちょっと小さいかな。

ふつうはこの部分にこんなに空間はあいていないんだ。

主治医の先生にレポートを上げておくから良く相談して。」

とのお話。

不安がじわじわと押し寄せて、ついついネットの検索魔となってしまう。

小脳が小さい。

少しでも希望の持てることが書いていないかと探し続けるが、

何一ついいことなんて書いていなかった。

心配で不安で苦しくて、その日は眠れませんでした。

 

翌日主治医の先生とお会いしました。

「今の段階では断言することはできないけど、赤ちゃんは

小脳低形成、心臓中隔の欠損、オーバーラッピングフィンガー、羊水過多、という

特徴を持った所見があります。

うちの病院よりもっと大きな病院で診てもらったほうがいいし、

おそらく出産もそちらで行ったほうが良いと思う。紹介状を書きます。」

とのこと。

 

この時点ですでに妊娠36週に入ったばかり。

妊娠10か月でした。

驚きと何かの間違いではという信じられない気持ちと得体のしれない不安が渦巻いて

何も頭が働きませんでした。