いなくなってしまった子どもとの生活。
こんばんは。ナユリゼです。
今日はヤクルトであゆむと乾杯をしてみました。
はじめての乾杯(笑)
あゆむは生きているうちにヤクルト飲んだり
わたしと乾杯することはなかったけれど、
わたしはたぶんヤクルトを見るたびに思い出すだろう。
あゆむの初めての月命日のときにヤクルトを供えて、
後日初めて乾杯もしたなーって。
いなくなってしまった子どもと一緒に思い出を作ることは
もう永遠にできません。
でも、いなくなってしまった子どもを思って何かを見たり、
行動したり、話をしたりする。
そのすべてが、親にとっては
「子どもとの新しい思い出」
になります。
おそらく「いなくなってしまった子ども」
を持たない方にとっては
理解できない、滑稽で奇妙なことでしょう。
でも、わたしにとっては大切で、
ある意味、とても幸せなことなのです。
そう思ってたら昨日読んだ本に似たようなことが書いてありました!
『悲しみがやさしくなるとき 子どもを亡くしたあなたへ』
(エリザベス・メーレン/白根美保子・福留園子:訳/東京書籍)
著者は初めてのお子さんであるエミリーを
1歳にもならないうちに病気で亡くされた経験を持つ方です。
エミリーの初めての誕生日のことをこう書いておられます。
《私たちはエミリーのために、小さな女の子がウサギの恰好をした絵のバースデーカードを買いました。エミリーの大好きな動物はウサギだと私は信じています。
それからケーキを焼き、砂糖飾りをつけました。そして、居間のテーブルに銀の額縁に入ったエミリーの写真を置き、生きてその歌を聴くことはかなわなかった子どもに「ハッピーバースデー」の歌を歌ってやりました。》
《もちろんケーキの砂糖飾りの色はいつもピンクにしています。エミリーが一番好きな色です。私は間違いなくそうだと思っています。》
エミリーちゃんの好きな動物がウサギなのか、好きな色がピンクなのかは
実際のところは確かめようがありません。
だって、そんなことを彼女がお話しする前に、
この世での思い出ができる前に、
彼女は天国に行ってしまったんですから。
だけど、きっとウサギもピンクも大好きだろうとわたしも思います。
それが、いなくなってしまった子どもと生活していくということ。
(それに、いなくなっていない子どもと生活していてさえ、こういうことってときどきあると思いますしね。)
この本、
天使ママ・パパさんには非常におすすめです。
きっと心に寄り添って、味方になってくれると思います。
そして、お子さんを亡くされて苦しんでいる方の力になりたいとお思いの方にも
おすすめです。
改めてまた記事にしようと思ってます。
みなさんの宝物がいつでも守られますように。
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