思い入れとお片付け。
こんにちは、ナユリゼです。
たとえば
赤ちゃんを授かって、
大きな問題もなく
ある程度の期間お腹で育ってくれて、
きっと無事に生まれてくるだろう、
とほっとできている場合、
赤ちゃんがすぐにおうちに来ても困らないように
準備を整えたくなると思います。
当然なことです。
ここで整えとかないと後が大変だしね。
というわけで、わたしも準備をしていました。
貸してくれたり譲ってくれる方も多かったし、
必要になったら買い足そう、と考えていたので
そんなに物品数として多くはありません。
とてもささやかだけど、
毎日少しずつ、
お腹に話しかけながら楽しみにそろえました。
息子を失ったあとに、
そのささやかなものたちの行先を考えなければいけないのが
とてもつらかったです。
せっかくあんなに楽しみに、
あゆむのことを想って、あゆむと一緒に準備したので、
無造作に捨ててしまうようなことはしたくない!
という気持ちもあるし、
かといって目にすると、取り返しのつかないものを失った悲しみに胸が張り裂けそう。
その狭間で結構苦しみました。
そんなわたしの赤ちゃんのための物との折り合いのつけ方など
書いてみます。
あんまりこういうこと書いてらっしゃる方いないので、
まあ参考までに。
①ベビーベッド
もともとレンタル予定でしたが、出産予定日が大幅にずれそうだったためキャンセルしていました。なので、実物を目にすることはなかった。
あゆむはこういうのも見越して、出てくる日をあいまいにしたのかも、などと思ってお空にお礼言ってます。ママの気持ちを考えててくれたの?
②ベビー布団セット
あゆむと一緒に退院できたので火葬の日まで1日半使いました。寝かせてる姿がとっても可愛かったです。
なので、辛いから処分しようかと思ったんですが考え直し、掛け布団カバーなどをうまく利用して座布団の形に仕立て直しました。
結果的に良い思い出品になったから、わたしは満足してます。
③ベビー綿棒・ベビーローション・ベビー石鹸・おしりふき
ママのわたしが使ってます。ローション・石鹸は一か月で使い切ってしまい、二人で使ったらコスパが悪すぎだ!とあゆむと一緒にぷりぷりしてます。(笑)
おしりふきはウェットティッシュとして使用。あゆむにもお別れ前に一度おむつを替えてあげるために使いました。
④ベビー服
ほぼ買わずに友人・知人からいただいたものばかりでしたが、1枚1枚眺めてたたみ直して、サイズ別に分けて、あゆむに着せてあげるのを楽しみに収納場所に入れていたので一番思い入れがありました。
引き出しを開けては泣き続けるのでわたしの母が見かねたようで
やはり泣きながら処分してくれました。
下さった方にはいつかお礼をしたいと思ってますが、これは処分で間違ってなかったと思ってます。
⑤保育園に申し込むための書類
シングルマザーになるので、体調を見ながらできるだけ早く職場に復帰して働こうと思っており、色々調べて書類も少しずつ書き進めていました。
2月半ばが予定日だったので、4月入園の申し込みは日数足りなくて出せないな、と頭を悩ませていたのを覚えてます。今思えば、そういう悩みも楽しかった。
なるべく何も考えないようにして、他の何の関係もない書類などと一緒にシュレッダーにかけました。できるだけ淡々と。そしてすぐに処分。
⑥スリング(新生児にも使える抱っこひも、と言えばいいでしょうか?)
新品で触ってもいない状態で置いてあります。
捨てるのはさすがに忍びない。誰かにわたしの知らないところで使ってほしい。
ネット利用して売ればいいんでしょうけど、
そこまでの気力がまだありません。友人にお願いしてみようか・・・
⑦退院とお宮参りで着せるはずだった真っ白いベビー服セット(新品)
可愛いのであゆむに着せようかと思ったんですが、ぶかぶかすぎて断念。
セットに入っていた真っ白の可愛いおくるみは結構使いました。
そしてあゆむがお空に帰るときにもくるんであげました。
スタイだけは付けてあげても違和感なかったので、それも。
他はまだ家に大事に置いてありますが、
見えないように引き出しの中です。
物は物、っていうのはよくわかってます。
けれど、やっぱり物には思い出がどうしてもこもってしまうものですね。
こんまりさんの「ときめき基準」を適用しにくい場面もあるものだ、
と痛感しました。ときめきすぎて、痛すぎて、処分するしかない、ってこともあるのですね。
長々お読みいただきありがとうございました。
みなさんの宝物がどうかいつでも適切に守られますように。
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