祈りとあの日のきらめく空と

初めての出産と、18トリソミーと診断された我が子あゆむのこと。           あゆむは2019.1.24にこの世に生まれ、そしてお空に帰っていきました。     地上で生きる天使ママの日記。

読書はじめ。

こんばんは、ナユリゼです。

 

2月も半分すぎたようですが、

わたしはまだまだ産後休暇中で、

おこもりゴロゴロ生活をまだまだ続けないといけません。

 

昨日あゆむにあげた手作りお菓子は

本日わたしがご相伴に預かりました。

一日エアコンの効いた部屋に置いてあったので、

ちょっとパサついてたけど、おいしかった。

あゆむ、喜んでくれた?

 

せっかく時間がたっぷりとあるので、

本をいっぱい読もうと思います。

こんなに家にずっといるなんて

わたしの今までの人生にはなかったし、

これからもたぶん当分はないだろうと思うし。

 

読みたい本を色々買ったり借りたりして調達して、

だいぶ積みあがってきたので、そろそろ読み始めますよー。

 

今日読んでいた本にこんな文章があった。

 

『どんな人生にも、雨の日はあるものだよ』

(中略)

『だからってここまで土砂降りになることはないわよ。ひどいわ』

 

( ↑ いやはや、全くだよ。

限度ってものがあるよね、うんうん。)

 

『きっと、後悔して辛くてさみしい。今みたいにすることが多くて辛いのではなくて、埋め切れない傷ができて、それはきっと自由というものではない。』

 

( ↑ 今のわたしの状態って「自由」と言えばそうなんだろう。

正直、することが多くて辛いほうが良かった、なんて思ってしまうのは贅沢なことなのかな。わたしのこれもきっと自由というものではないのだし。)

 

わたしは自由というものをずっと愛してきたし、

それゆえに自分で制限を作ってこその自由(たとえば責任とか愛情とか)ということも

十分理解しているつもりだった。

あゆむを授かって順調におなかで育てていたときは、

きっとその辺のバランスもうまくとりながら一緒に自由に歩いていくんだ、

と思って未来にわくわくしてた。

 

なのに、今は

後悔はそんなにないけど、辛くてさみしいし、

埋め切れない、埋めたくもない傷ができてしまった。

そして自由でもなくなっている。

 

どうしたらいいのかなあ。どうしてこうなっちゃったんだろう。

 

としか、やっぱり今は思えないんだ。

 

本ってふしぎで、

読んでいるときの読み手の状況や感情がもろに反映されますよね。

今のわたしはこんな感じ。

たぶん、違うときに読んだら違う感想になると思います。

 

本日拝読したのは

『鳩子さんとあやかし暮らし』(野梨原花南/富士見L文庫

でした。

さらっと読めて、

ほの暗さとコミカルさとドライさが混ざってるのに、

人の心のセンシティブなところをグッと押さえてくるのが意表をついている作品。

軽い気持ちで読んだら想定外でやられてしまいました。

 

ではこのへんで。

みなさんの宝物がいつも守られますように。

 

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