祈りとあの日のきらめく空と

初めての出産と、18トリソミーと診断された我が子あゆむのこと。           あゆむは2019.1.24にこの世に生まれ、そしてお空に帰っていきました。     地上で生きる天使ママの日記。

見ている角度が変わるだけでも。

こんばんは、ナユリゼです。

 

初めての我が子あゆむが

18トリソミーである、という可能性が示唆されたのが

妊娠36週のことだったのですが、

それによってとてもいろんなことを考えました。

 

もちろん最初は

絶望・悲しみ・嘆きなどで何も手につきませんでしたが、

まず、もう状況はどうしたって変えられない、

そしてもうすぐ出産の日が近づいているし、

今確実にあゆむはわたしのおなかの中で元気に生きてくれている。

 

ならばどうする?

何ができる?

というところからスタートしたのですが、

残念ながら正産期までもう時間もなく、

考えたうえで実行できたこと、調べることができたことは

多くはなかったです。

けれども、当時のわたしが考えたことを書いてみようかと思います。

後々のわたしの、そしてどなたかの参考までに。

 

 

①できるだけたくさん赤ちゃんの名前を呼んであげる。→実行済み

 

 おなかの中にいるときから名前を付けて呼んであげる、

 というのがどうにも照れくさく、

 生まれて顔を見てから付けてあげればいい、と思ってました。

 どのみち生まれたらしつこいくらいに用がなくても

 呼ぶと思ってたので。(笑)

 

 でも、あゆむのいのちはとても短いかもしれない。

 おなかの中で亡くなってしまう可能性だってゼロではない。

 ということは名前を呼ぶ回数も必然的に減ってしまう。

 もしかしたら呼べないままになるかもしれない。

 だったら照れてる場合じゃなく、一刻も早く付けて、

 一刻も早く周りにも公表して、

 わたしからも周りからもどんどん呼ぼう!!

 

 名前って魔法だな、って思います。

 呼ぶ回数を重ねるほどにあゆむへの愛しさが増しました。

 

②18トリソミーの子供たちや家族がどのように生活しているか調べる →一部保留

 

 幸いインターネットがあるので、

 検索するとたくさんのブログなどがヒットします。

 片っ端から読ませていただきました。

 そして、勇気と愛をたくさんもらいました。

 

 ただ、わたしには旦那さんがいないので、

 もしもあゆむが頑張って長く生きてくれたとしたら、

 どのようにあゆむのケアをしながら

 生活して行けばいいんだろう、

 と思い、福祉関係など色々調べましたが、

 どうもこれ、というような情報が出てきません。

  

 ケアはずっとつきっきりになるだろうし、

 そうなると普通に職場に行って働くのは無理だが、

 働けないと生きていけないしなあ・・・

 役場に行って、

 申請できる手続きは全部行って、

 そのうえでも苦しいだろうけど、どうすれば。

 こういう情報ってどこで得ればいいんだろう???

 実際シングルマザーとして医療ケア児を頑張って育てている方も

 それなりにいらっしゃると思うのですが、

 そういうママさんはどうやっておられるんだろう???

 

③社会に出られないということはそんなに価値がないことか? →思考継続

 

 もしあゆむが生き続けてくれたとしたらとても嬉しいけど、

 彼は確実に常に医療ケアを必要とし、

 自力では社会生活を送れない。

 そのことをマイナスにしか捉えられない人は多いだろう。

 わたしも今まではそうだった。

 

 でも、母の立場になってみると違うんだなあ、

 と驚いた。

 

 生きてこの世に誕生して、

 いのちを全うしようと全力で頑張ってる

 っていうことだけでも十分価値があることではないのか。

 社会に出ることだけが

 生きる価値なのか。

 そうできないということは不幸なことなのか。

 

 これは状況や立場や考え方にもよるので

 一概に答えを出すことはできない。

 

 だけど、常に頭の中に置いておくべきことで、

 価値がない!不幸に決まってる!

 と一方的に断定してしまっていいことではないよな、

 と思った。

 わたしにとっては人生の転換にもなる考え方かもしれない。

 きっとあゆむが教えてくれたんだね。

 

 

つらつら書きましたが、

本日はこのくらいで。

 

今日も見守ってくれたあゆむ、ありがとう。

おやすみなさい。

みなさんの宝物が常に守られますように。