祈りとあの日のきらめく空と

初めての出産と、18トリソミーと診断された我が子あゆむのこと。           あゆむは2019.1.24にこの世に生まれ、そしてお空に帰っていきました。     地上で生きる天使ママの日記。

ヨブという男の物語。

こんにちは、ナユリゼです。

 

以前、とある本を読んで、

その中に出てきた

『ヨブへの答え』

という書物にずっと興味をもっていました。

ちなみにその記事はこれ↓

 

nayurizeblog.hatenablog.com

 

ただ、

まだ縁がないということなのか

なかなか『ヨブへの答え』自体を読むには至らず。

 

しかし、代わりに(?)

『なぜ私だけが苦しむのか 現代のヨブ記

(H.S.クシャナー/斎藤武:訳/岩波現代文庫

という本をたまたま借りて読んでます。

半分くらいまで読んだところです。

 

今日はそのヨブという男の物語を

忘れないように書いておきたいと思います。

なぜかというと

人はまじめに一生懸命に生きていくうえで

絶対にこれと同じようなことに一度は突き当たるだろう

と思うからです。

 

それなのに

正解も対応法も何もなく

すべての解釈は自分次第、

というところが深淵です。

状況や経験値でも変化するし、

これは考えておくのが賢明な案件ではないか、と思ったのです。

 

では、下記にヨブの物語を・・・

聖書の中のお話なのでご存じの方も多いとは思いますが、

ひとまずわたしの言葉で書きますので

先入観なく読んでくださいまし。

 

 

・・・・・・・・・

むかしむかし、

神を深く敬い、潔白で正しく、

これほど悪から遠ざかっている者は地上にいないだろう

と言われるほどに信仰心の厚い男がいました。

名前をヨブと言います。

 

ある日、

神の前にサタンがやってきて、

地上の人間たちの罪深さに対して色々と悪口を言い、

神を挑発します。

神はヨブのことを話すことでそれをなだめます。

サタンは

「それはあんたがやつに祝福を与えてきたからだろ?」

と鼻で笑います。

「祝福を取り上げて、それでもやつがあんたの従順なしもべでいられるかどうか

わかったもんじゃないよな」

 

神はサタンの挑発を受けて立ちます。

ヨブには説明もフォローも一切ないままに。

 

ヨブの家を破壊し、

彼の家の家畜10000頭以上、

彼の子どもたち10人

をみんな殺してしまいます。

さらにヨブの足の裏から頭のてっぺんに至るまで全身にできものを作り、

一瞬たりとも肉体的苦痛から逃れられないようにしてしまいます。

容貌も当然見るに堪えないような状態になってしまいます。

 

ヨブの妻は狂わんばかりになって、

「たとえ神に殺されたとしても、

わたしたちは神を呪うべきだわ!!」

とヨブに詰め寄ります。

 

ヨブの親しい友人3人もかわるがわるヨブを慰め、

そしてこれが信仰の報いであるならば

そんな神への忠誠は捨てるべし!

とヨブに迫ります。

 

けれども、

それでもヨブは断固として

神への信仰を失うことはありませんでした。

 

最後に神が現れて

友人たちを叱り飛ばし

ヨブに信仰心の強さを称える褒美を与えます。

 

新しい家

財産

子どもたち

健康や容貌

 

神のなさることには理由があるのだから

しっかり信仰心を持ち続けるのであれば

必ず苦しみにふさわしい褒賞が与えられるのだ、

 

めでたしめでたし

 

・・・・・・・・

というお話(らしい)のですが

読まれたみなさん、どう思いました?

 

 

 

いやいや、ふざけんなよ?(#^ω^)

寝言は寝て言え!(# ゚Д゚)

 

と思いませんでした?

わたしは思いました(笑)。

 

キリスト教徒ではないので聖書って

ちょこちょこと興味あるところを読んだことがあるくらいなのですが、

どうもこういう納得いかない展開が多い気がする。

 

でも、

もしかすると聖書はそれを狙っているのか??!!

と今回初めて思いました。

 

つまり、

誤解を承知の上であえて言えば、

 

その納得いかないもやもやに対して

ひたすらあーでもないこーでもないと悩み、悶えるための

非常に良い材料なんですよね、聖書って。

(大抵そのもやもやは信仰っていうより

自分の在り方・生き方によるところが大きかったりするから)

 

でもそんな本って早々あるもんじゃないですから、

聖書のベストセラーたる所以なのかな、と思いました。

 

なんて、きれいにまとめてみたりする。

 

冒頭の本も読み終わったら感想アップします。

あああ、色々もやもやするね!

そんな日もあるよね!ふー

 

 

 

みなさんの宝物が守られますように。