祈りとあの日のきらめく空と

初めての出産と、18トリソミーと診断された我が子あゆむのこと。           あゆむは2019.1.24にこの世に生まれ、そしてお空に帰っていきました。     地上で生きる天使ママの日記。

グリーフケアアドバイザー2級認定講座・所感

こんばんは、ナユリゼです。

 

本日は、日本グリーフケア協会主催の

グリーフケアアドバイザー2級認定講座」

を受講してきました。

www.grief-care.org

 

 

受講者同士が十分に距離を取れる環境での座学で、

コロナ対策とはいえ、広々と落ち着いて受けることが出来ました。

 

所感を忘れないうちに書いておこうと思います。

 

 

2級

と銘打っているのを見てもお分かりのように、

この上に1級と特級の認定講座があります。

2級は座学のみで、

グリーフケアに関する基礎の基礎を

10時半から16時半までみっちりと学ぶという内容でした。

休憩もはさむとは言え、

4時間くらいは一人の先生が話しっぱなし。

 

講師の先生、大変!!(;´Д`)

ありがたいことです・・・

 

 

内容的には、

わたしはもうグリーフについてもグリーフケアについても

散々調べて、さらに自分でも実体験があるので

目新しいことは何もなかった。

 

なので、自分の通ってきたところを振り返るつもりで

聞いていました。

また、それについて感じたことなどもメモしてみたりしながら。

 

 

それで思い出したんですが、

大事な人と死別した直後って、簡単にいうと

「なんでわたしだけがこんな目に」

というような気持ちになってしまう。

周りは誰も分かってくれない。

同じような経験をした”仲間”なら

この気持ち、わかってくれるはず

という風にも思ったりする。

 

それって悲嘆のさなかにいて、

孤独を感じて、世界も信じられなくなっているときには、

すごくいい方法で、

気持ちも分かち合え、心の支えになることもある。

 

 

でも、わたしは思うのです。

どんなに似たような経験をした人たちの集まりでも、

やっぱり誰一人同じ経験、同じ思いをしてはいない。

結局は、

個人個人が自分のグリーフと向き合って、

必死に自分で納得のいく「落としどころ」を決めるしかないし、

しかも、それに正解はないから、

どんどん変えたっていい。

 

もうこうなったからには、

一生これと仲良く付き合うくらいの気持ちになるのが

いちばん楽な方法なんじゃないのかな、

と。

(まあ、その心境にたどりつくまでが大変なわけなんですが。)

 

わたしは自分のグリーフワークを進めていくうえでのルールとして、

「人と比べることはしない」

というのを心がけています。

意外かもしれませんが

これを決めてから、わたしはすごく楽になりました。

 

勿論、人間だから時には比べてしまってもやもやすることもあるけど

比べる

ということは

軸が自分ではなく他者にある、ということに他ならないので、

それだとうまく自分のグリーフと向き合うことが出来なくなる

と個人的には感じています。

 

だって、その悲しみは

切なさや苦しさや嘆きや愛おしさは

全部自分だけのものなのに、

ある意味でははっきりと「唯一無二の宝物」でもあるのに。

それを他人と比べるなんて、

せっかくの大事な自分の気持ちが勿体ない。

 

ただ、弱っているときに自分の軸をもとにするのは

非常に辛いことなので

他人軸も利用させていただくのもありだと思う。

正解はないんだから、

自分が納得いくならなんだっていいと思うんです。

柔軟な対応が一番。

自分の好みに合わせて、その時々でカスタマイズ。

 

 

 

だいぶ脱線しましたけど(+o+)

何が言いたかったかというと、

今日の講義は基礎の基礎なので内容が一般化されるのは仕方ないのですが、

(そしてその知識はベースとして必ず必要)

そのうえで

「個人差は大きいし、人それぞれの感覚でいいし、正解は自分で見つけるしかないし、

そもそも正解なんてない」

ということを知識とともにしっかり自分軸にインプットしておかないと

ケアをする側に立ったときに

迷いが生じやすいかもしれないな、

とわたしは今日強く感じたのでした。

 

 

1級も受けたいけど、

どういう内容なのか今からちょっと楽しみだったり。

でもコロナの影響もあるから、今年開催されるかどうか・・・

というところのようです。

 

 

早く収束して、

みんなが安心して仕事したり学んだり楽しんだり感じたり

前のように自由にできるようになることを祈ります。

 

 

 

みなさんの宝物が守られますように。