祈りとあの日のきらめく空と

初めての出産と、18トリソミーと診断された我が子あゆむのこと。           あゆむは2019.1.24にこの世に生まれ、そしてお空に帰っていきました。     地上で生きる天使ママの日記。

グリーフケア公開講座『悲嘆について学ぶ』所感

こんにちは、ナユリゼです。

 

あゆむを失ってからというものの、

自分の色々な状況と否応なしに向き合ってきて、

「グリーフ」

というものに興味を持ったわたし。

 

ちなみにグリーフについては

こちらの記事で少しだけ触れてます↓

 

nayurizeblog.hatenablog.com

 

 4月のとある日にインターネットで色々と調べていたところ、

こんな講座を発見しました。

上智大学グリーフケア研究所・公開講座

(チラシの一部↓)

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うん、こういうのいいんじゃない?今のわたしに!

公開講座だから基本的に講師の先生のお話を座って聞いて

自分から何かアクションを起こすタイプのものではないだろうし。

(※当時はとてもじゃないけど

「自分から何かをする」ということに積極的にはなれず

また、いろんなきっかけで心が乱れるので不安だった)

 

ともかく学んでみよう。

何をしたらいいのかは分からないけど、

今のすべてである、

「この辛い状態(=グリーフ)」

について学んでみれば何か光が見えるのかも。

と思ったのです。

 

講座は全10回で、毎週木曜に上智大学構内にて行われ、

毎回さまざまな分野の先生が違うテーマでお話をしてくださる。

しかもこの講座、

毎年春期と秋期の2回開催されているようで、

人気講座のため定員に達するのも早いようだった。

 

すぐに申し込みしました。

 

そして、

5月9日から開講され、毎週木曜せっせと大学まで通い、

先週最終講義が終わったところです。

今日修了証を受け取りました。(郵送してくださる)

 

 

で、修了した今、わたしは混乱しています(笑)

うわあ!もうわたしの中では整理をつけられないよ!!

どうしたらいいんだー!

という感じ。

 

何しろ毎回テーマも話し手も異なる上に、

非常に広い範囲でのグリーフについて学んだので

おさめどころが分からない。

講座が毎週あり、

しかも仕事も再開したところだったので、

次の週までに自分の中で消化しきれないんですよね。

そこにまた消化に時間がかかりそうなのが

どんと来るので、

結局最終的に消化不良になってしまったような気がします。

 

なので秋期はやめとこうと思ってます。

一年くらいかけてゆっくり消化していこう(+o+)

 

 

 

ただ、この講座でとても良いのは

「いろんなパターンを知ることができること」

です。

まあ消化不良になってしまう危険もはらむ、表裏一体の要素なんですね。

 

つまり

・引き出しを増やしたい

・考え方や視野を広めたい

という目的があり、

しかもある程度ベースの知識もあって

なおかつ消化力の高い方に向く講座だと思いました。

 

公開講座だから一般向けなので、

どうしてもこうならざるをえないのかもしれません。

 

逆にわたしのように

・死別の混乱期からまだ抜けておらず

・いったん自分の価値観がすべて根底から崩れ

・わらにもすがる思いで

という感じの人間には一見向かないと思われますが、

 

「辛い思いをしているのはわたしだけではないし、

みんながそれぞれの辛さと付き合いながら生きてるんだ」

 

ということを嫌というほど知ることができるので、

普通の生活をしていては到底得られないような

エネルギーを自ら浴びに行ってるようなもの。

いつのまにか一時期よりも足取りが強くなってる自分

に気づく場合もあるでしょう。

 

ともかくわたしは今の時期に受講してみてよかったな、

と思ってます。

混乱はしていても。

 

しかし、こういう勉強は難しいですよね。

覚えればいいってものじゃないし、

理解できるかどうかは結局状況次第だし。

 

けれども「こういう世界がある」ということを知っておくことと

「みんながそれぞれの辛さを抱えて、それでも懸命に生きてる」

と魂レベルで理解しておくこと、

それは基本の型みたいなもので、

忘れないようにしたいな、と思うのです。

 

 

さーて、どのように消化していったら良い栄養になるだろうか。

乞うご期待?(^_-)-☆なんてね。

 

みなさんの宝物が守られますように。