祈りとあの日のきらめく空と

初めての出産と、18トリソミーと診断された我が子あゆむのこと。           あゆむは2019.1.24にこの世に生まれ、そしてお空に帰っていきました。     地上で生きる天使ママの日記。

変容する世界のひとつ。

こんばんは、ナユリゼです。

 

夏が終わり、秋が来る。

今の空気はちょうどそんな感じですね。

涼しそうで、

でも実はじっとり蒸し暑い。

これがだんだん涼しい方に移行していくのでしょう。

 

 

我が息子あゆむがこの世から旅立って、

8か月が経ちました。

わたしの生活はすっかり「元通り」。

 

お仕事で接客してたりすると赤ちゃん連れのパパママがいらしたりするし、

わたしはその赤ちゃんを普通に「かわいいなー」とほっこりしながら見つめます。

 

休憩時間などにスタッフさんが普通に

お友達やご家族のところに最近生まれた赤ちゃんのお話をするし、

わたしもそれをほほえましく聞いています。

 

そうしていると、ふと気づくのです。

ああ、わたしはもうこの世界の人間ではないんだ、と。

 

赤ちゃんは生まれ、

すくすくと育っていく。

それはなんの疑問も持つ必要がないことで

大人たちは色々考えて工夫して奮闘して育てていく。

ここはそんな世界だ。

 

でもわたしにとっては

その世界はただの幻だ。

その世界に、確かにわたしは以前いたはずなのに。

 

帰りたい、

と強く思う。

でも

それはもう永久にかなわない。

 

あゆむに会いたくて会いたくてたまらない。

なのになにひとつなすすべもなく、涙が出る。

 

 

わたしにもしも

今後パートナーが出来て、子どもを授かって、育てることができたとしても、

帰れはしない。

そこはきっとまた別の世界なんだろうと思う。

わたしの心の奥底には

幻のような、「空虚のかたまり」が居座ってしまった。

消えてなくなることは死ぬまでないだろう。

だからそれを連れたままで、なんとかどこかの世界に行かなければならない。

あゆむのために一番いい、どこかへ。

 

それがどこなのか、

今のわたしにはまだわからなくて、もどかしくて、

なんだかイライラしてしまう今日この頃。

焦ったって仕方ないのは良く分かってるのだけど。

 

ああ心から

あゆむに会いたい。

どうして会えないのだろう、

と毎日不思議に思います。

 

でも今はこの世界で生きていくしかない。

出来る限りしっかりと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんの宝物が守られますように。