祈りとあの日のきらめく空と

初めての出産と、18トリソミーと診断された我が子あゆむのこと。           あゆむは2019.1.24にこの世に生まれ、そしてお空に帰っていきました。     地上で生きる天使ママの日記。

天使からの贈り物 【天使のブティック】

こんばんは、ナユリゼです。

 

わたしの居住地域では昨日今日と雨が良く降っております。

 

わたしの住む部屋は日当たりが極端に悪いため、

晴れた日の昼間でも部屋の中が常に薄暗い。

雨だともう常に夕方~夜みたいな状態でございます。

 

いっそ日中でも電気をつけて過ごせるので、

部屋にこもっている身としては雨の日のほうが

むしろきもちが上がるかもしれません。

 

そして昨日は日曜だったので、

外出は避けて完全おこもり~。

 

(※何度かの外出で教訓を得て、

しばらくは土日祝日の外出は極力控えることにしました。

なぜなら親子連れが多すぎて、

心が弱っちくなるからです。

それに気づかず、何度玉砕したことか←アホだ)

 

以前書いた

天使のブティック 

の活動に今後も参加しようと思うので、

お籠もり中、ひたすらお洋服を縫って過ごしました。

 

nayurizeblog.hatenablog.com

 

 

新生児服のサイズは50cmからが一般的ですが、

小さいままで亡くなってしまった赤ちゃんには

大きすぎてとても着せてあげることができません。

もちろん、

 そのうち大きくなって着れるようになるから、

という希望もその子にはありません。

 

合う洋服すら無いし、

ママの抱っこで泣いたり泣き止んだりしてくれることもないし、

おっぱいを飲みたがってくれることもありません。

いつも同じ表情です。

常に眠っているかのように安らかです。

 

こんなに小さいのに

もう二度と動かないのに、

ひとつひとつ見ているとパパママに似ているところが

おどろくほど沢山あります。

 

 

 

 

天使のブティックで作っているお洋服は

8cm、10cm、20cm、30cm、40cm

の5サイズ展開。

うちのあゆむはこの中の30cmサイズのものを頂きました。

 

というか、

この「一般的な新生児サイズ」

は50cmからしか販売がないことに

  本っっ当にない・・・

ことに驚きました。

 

いかに

「赤ちゃんは普通に生まれてくるもの」

と一般的には思われているか

ということ。

そして

「そうではなくても、徐々に大きくなるもの」

と思われているということですよね。

わたしもそう思っていました。

今の日本の医学で、

無事に生まれて育たない赤ちゃんなんて早々いないと思ってました。

 

自分の無知さに、いい年した無邪気さに、

泣きました。

 

 

我が子にぴったり合うお洋服を着させてあげる

というたったそれだけのことで

親はとても嬉しいし、心の負担すらも減るのです。

他には何もしてあげられなかった愛する我が子に

何かしてあげられた!と。

 

そんなこと、今までの人生でわたしは考えたこともなかった。

愛する我が子が生まれたら、

親はずーーっとその子に継続的に

何も考えなくても色々なことをしてあげられるのだと思っていた。

 

大変だろうけど、

楽しみだなー

と思っていたのです。

 

 

 

わたしはお洋服づくり初心者なので、

縫う量が少ない8cmサイズのものを作らせていただいてます。

上手ではないけど、ていねいに!心をこめて!

を心掛けております。

 

上達したら、あゆむの着た30cmのお洋服も作らせていただきたいな。

縫いあがったらきっとまた泣いちゃうんだろうな。

けれど、それは悪い涙ではないような気がします。

あゆむに対する、そしてあゆむからの愛情があふれだした、

優しいもののような気がします。

とても切なくて、苦しいけど、

それはいつまでも消えることのない宝物です。

 

 

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3着完成~。(所要時間15時間以上)

精進しょうじん・・・

 

みなさんの宝物がいつまでも守られますように。